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古いデジタルカメラで写真散歩・寺巡り・歴史・仏教など…

「十輪院」そして「ならまち格子の家」

元興寺から歩いて10分程度で十輪院に着きました

毎度のように、キャラクターの「なーむ君」の看板が出迎えます

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中に入って受付に連絡します。すると年配の女性が出来てきて「私が案内しますね」と言ってくれました。多分「大黒さん」(ご住職の奥さんのこと)でしょうね。

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本堂内に案内されました、そしてお目当ての「石仏龕(せきぶつがん)」の解説をしてくれました。私は8年ぶりの拝観です。
十輪院の石仏龕は、露仏(雨曝し)だった平安時代の石仏地蔵菩薩の周りを、鎌倉時代に石の厨子を作りその中に納めるという構成。そしてその厨子が凄い。
地蔵の両脇を「釈迦如来」と「弥勒菩薩」が固め、外側に金剛力士や四天王たちが守っている。厨子の内側は地獄の裁判官たちである「十王」、厨子の上部には北斗七星、九曜、十二宮、二十八宿の星座を梵字で陰刻しており、星の信仰・地蔵信仰・地獄信仰などあらゆる信仰を具現化した世界観が厨子内に広がります…
二人の隊員も、解説の女性の言葉を真剣に頷きながら聞き込んでいます。


石仏龕の後に、堂内に展示された小さい仏像たちを拝観する。特に私が感動したのは「歓喜天(かんぎてん」と「相身毘沙門天」でした。
通常、「歓喜天」は象頭人身の男女が抱き合うという激しい性愛の像として「秘仏」扱いですが十輪院では普通に陳列されています。とくに十輪院の歓喜天は女性の方が男性の足を踏んづけて抱き合っているという珍しい形。
「相身毘沙門天」は私が初めて見る像で、二体の毘沙門天が背中合せに立っており、しかも両方のお方の口から伸びた髭のような、紐のようなものでお互いの口同士が繋がっている。解説の女性によると、先日ある有名な仏像研究家の人がきて「これは歯が繋がっているんですよ」と教えてくれたそうな…確かに密教の教えにはどちらか一方を肯定して、どちらか一方を否定するのではなく、そのどちらをも認めるというまさに「背中合わせ」の教えがあるという。それを具現化したのだろうか…

この2体以外にもアフロヘア―の「五劫思惟阿弥陀仏」や「蔵王権現」など眺めていても楽しい仏像ばかり。「俺、ここに一日中居ても飽きないよ」と思わず二人の隊員に漏らす私。


十輪院を出て5分歩いて「ならまち格子の家」

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江戸時代末から明治時代にかけて、「ならまち」に点在した 町家をモデルに建てられた施設らしい。入場無料が嬉しいではないか。
中に入ると懐かしさがにじみ出ている…私の親の実家がこんな感じでした。

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中庭
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竈(かまど)
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二階に上がる
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太い梁ですね

N隊員も「おれの実家と同じ造りだ」としみじみ…

時計を見るともうすぐお昼、ならまちをぶらぶら歩きながら食事に行きましょう

続く


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  1. 2017/12/14(木) 22:22:03|
  2. 寺巡り
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元興寺極楽坊

本日私が主催する「見仏クラブ」のツアーに行ってきました。「見仏クラブ」は高校の同級生4人で構成されるクラブで、半年に一度のペースで日帰りで仏像鑑賞ツアーをやっており今回は28回目となるツアーです
今回はメンバーの一人、F隊員が仕事が忙しくて休めずN隊員・T隊員と会長の私の3人で行ってきました。行き先は奈良、「元興寺極楽坊」「十輪院」の石仏を堪能してその後なら町をブラブラするという激シブのツアーになります

猿沢の池のほとりのタイムズ駐車場に車を停めて最初の目的地の元興寺極楽坊に歩いて向かいます

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極楽坊本堂

本堂で、「閻魔大王」をはじめとする「地獄の十王像」たちをお参りした後、宝物館に入ります
ここで私のお気に入りの「如意輪観音坐像」に10年ぶりに会いたくて今回のコースに入れた次第でしたが、宝物館のいつも居られる2階に上がった場所に居られません。拝観順路を巡って最後に出口まで来た時に受付のオバサンに訊くと「すいません、如意輪さんは現在山口県の美術館へ出張中です、年末にはこちらへ帰られます」とのこと…
「ガーン!」と頭を強く打ったような衝撃が…

仕方がないので泣く泣く如意輪さんの写真が入った絵葉書を受付で購入、写真を見て哀しさを癒します…

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元興寺の絵葉書

頬に手をそっと添えた優しい如意輪さん、会いたかった…

外に出て元興寺の有名な「飛鳥瓦」を見上げる

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極楽坊本堂の屋根

茶色くなっているのが飛鳥時代からある瓦だそうです

その後境内の石仏を堪能

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境内の石仏と五輪塔

先日の高野山で五輪塔に目覚めた私はクラブの隊員たちにも五輪塔の説明をする

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線刻された五輪塔

最近高性能のデジカメを買い、私以上に石仏フェチのN隊員が石仏を撮りまくって中々進まない。しびれを切らせてT隊員が呼びに行く。その間私は次の目的地「十輪院」に拝観の予約電話を入れる。

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石仏たち

このとき、奈良も寒波の影響で気温計は3.5℃
石仏たちも寒さに耐えているようでした…

次の目的地「十輪院」へ向かいます
ここでは「究極の石仏」と言われる(私が勝手に言っているだけですが)、「石仏龕(せきぶつがん)」にお参りします

続く


  1. 2017/12/13(水) 22:03:22|
  2. 寺巡り
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初心者連れて高野山

会社の同僚(私を入れて男子2名女子2名)と行ってきました
朝の5時過ぎに会社駐車場に集合して出発

特に女子の2人は高野山は初めてで、彼女たちへの説明/ガイドがメインだったのでカメラはコンデジ(SONY Cybershot DSC-P150)で撮影、適当にバシバシ撮ってました

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壇上伽藍根本大塔

紅葉の盛りは終わり、冬のような寒さでした。所々に掲示されている気温計を見ると3.3℃!
真冬並みだ…

今期になって少し早かったが「初パッチ」を履いて高野山に挑みましたがそれでも外でじっとしていたら寒い

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壇上伽藍御影堂

時より雲間から差し込む日差しに有難さを感じます

金剛峯寺では暖かいお茶とお菓子のお接待を受けてストーブの前で「これぞ慈悲」と温もり

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金剛峯寺の石庭

ある寺院では可愛い犬と戯れ

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ある寺院のアイドル犬

奥の院では歴史好きな女子と戦国話で盛り上がり

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奥の院

オサレな「カフェ」にてスイーツを堪能したり…

普段一緒に寺巡りしている会社メンバーや、私が主催する「見仏クラブ」のオヤジたちとは間違っても行かないような場所を体験、やはり女子が加わると雰囲気がガラリと変わりますが、それなりに新鮮で楽しかったです

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カフェにてシフォンケーキを食べる

帰りの高速で事故渋滞、トイレを我慢しきれずに途中で高速を降りてコンビニでトイレ休憩などして姫路に帰ってきたのが夜10時前。
歩き通し&運転疲れで今日はゴロゴロして一日を過ごします


  1. 2017/11/26(日) 10:23:28|
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この夏、高野山へ向かいます

毎年のように夏に訪れるのですが今年は宿坊に泊まります。

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会社の勤続年数35周年という事で、来週末より「リフレッシュ休暇」を頂きました。今回は8日間、土日祝日を入れたらなんと13連休!
その休みを利用して一泊ですが「密厳院」という宿坊に泊まってまいります。昨晩ようやく予約が取れました。

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これまで長年お寺巡りはしてきましたが、宿坊に泊まるのは初めてで、しかも高野山

弘法大師の懐に抱かれて泊まれる有難さ

「お寺で心を清らかにしてきなさい」と言ってくれたカミさんにも感謝です

予約した内容は、朝食だけの一泊ですが、朝の精進料理、そして早朝の勤行が楽しみだァ

「生身供」(空海の元に食事を届ける儀式)を朝昼とも見れるなんて幸せです

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早朝の奥の院も是非体験したい…

なんか嬉しくて子供みたいな日記になったなァ

  1. 2017/06/27(火) 22:20:51|
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愛の大阪ツアー② 愛のある地蔵堂

続いて四天王寺内の地蔵堂へ向かいます
ここはには周辺のお地蔵さんたちが集められております。「三界萬地蔵」「とげぬき地蔵」「日限地蔵」「融通地蔵」「戦勝地蔵」等々、ありとあらゆるお地蔵さんが祀られており、まさに「お地蔵さんの総合デパート」と言ってイイかも…

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「日限地蔵(ひぎりじぞう)」、日を限って祈願すると願いが叶え られるといわれるお地蔵さんです

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私たち三人が来た時に一人のオバアサンがこのお地蔵さんの前でお祈りをしていました
石室の中にひっそりと座っておられるカワイイお地蔵さんです、口紅がカワイイ。
でも中は暗いので中々上手く撮影できない。
F隊員が「う~んピントが合わねえ」と…
露出の合わせ方が難しいお方です


このお地蔵さん、名前は知らぬが凛とした表情にグッと来ました

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このお地蔵さんは顔とボディが合っていないので後世で接合されたようにも思いますが、笑顔がイイ表情です

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なんだこのお方は?

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アイヌの守り神の像で似たようなのを見た記憶が。でも上目遣いなので「達磨大師」とも思われます…


この地蔵堂にも転法輪が

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イイなァ、地蔵堂…
本当はもっと地蔵ワールドの世界に浸っていたかったが、今回は一人ではなくしかもスケジュールがあったので、そろそろ次の目的地「大阪のワンダーランド」である新世界に向かいます

地元の人たちから愛されて、しかも愛くるしいお地蔵さんたちが居られる四天王寺、確かにここには「愛」があった

続く


  1. 2017/06/15(木) 21:41:19|
  2. 寺巡り
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プロフィール

yamamtso

Author:yamamtso
カメラ・寺巡り・歴史探訪
そして仏教…
探求してきたことや、
ふと思ったこと、出会い、
そして邂逅(かいこう)等を
残像(Afterimage)として
残していこう。

古いデジカメばかりですが
未だ現役。

camera
NIKON:D7000
FUJI:finepix 6800z
SONY:Cybershot DSC-P150

lens
TAMRON:AF17-50mm/f2.8 VC
Nikon:AF50mm/f1.8
Nikon:AF55-200mmVR
Nikon:AiNikkor35-70mmf3.5
Nikon:AF28-80mmf3.3-5.6G
SIGMA:AF28mm/f1.8 ASFⅡ
TAMRON:AF70-300mm/f4-5.6
       etc

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